今日はいくつか嬉しかったことがあって、ブログを書きます。(インスタのお知らせもあります。)
11月は、大好きな人を見送った月です。大袈裟かもしれないけれど、人生が終わるようなそんな気がしていました。
この先どうやって生きていこう。何を楽しみに生きていこう。
大好きな人。
その人に出会ってから、毎日がキラキラしていて夢のような日々でした。
一生に一度は見てみたい、せっかくなら本拠地で。そう思ってはるばる本拠地に遠征して観に行った舞台。
その一生に一度のはずの舞台が、それからの私の人生をガラッと変えました。
ストーリーも、曲も、演出も、宝塚という世界も、なにもかもが私にとって衝撃で、ときめきでした。
その中でもひときわ私の心をつかんで離さなかったのが、その人でした。
翌日に当日券の列に並び、それから、東京、地方公演と追いかけ、同じ公演を何十回も見ました。
その公演が終わり、他の組の公演を見て、そしてまたあの人がいる組の公演がはじまり、
私はあの役だけじゃなくて、この人が好きなのだと確信をもちました。
人生の岐路にあって、人生で一番といっても過言ではないくらい苦しい時期だったこともあり、その人と過ごす時間は、つらい現実を忘れさせてくれる夢のような時間でした。毎日がキラキラしていて、その人に会いに行く時間は、ただただひたすらに幸せでした。
その人がどんな重圧にも負けることなく、ハードすぎる日々の中で、舞台に立ち続けるのを側でずっとみていて、私も頑張らなくてはと、その人の存在にどんなに勇気づけられ、励まされ、頑張ることができたか。
その人の置かれた状況を、舞台の役と重ね合わせては舞台を見るたび涙し、千秋楽の挨拶でその人の笑顔を見れば大号泣し、その人のファンサに大号泣し、しょっちゅう泣いていた気がします。喜びの涙をいっぱい流しました。嬉しすぎてリアルに腰を抜かしたこともあります。
こんなに感情を揺さぶられることって、なかなかない気がする。
あの人は私にいっぱいいいっぱい幸せな時間をくれて、そして私は何年も何年もその人のすぐそばで一緒に走り続けました。
けれど、あの世界には、いつか終わりがあります。
私の大好きな人にも、最後の時が来てしまいました。それが、去年の11月。ちょうど1年が経とうとしています。
その人はもう十分すぎるほど、彼女の責務を全うして、美しすぎるほどの花を咲かせて、華麗に去っていったから、お別れ自体は寂しくなかった。笑顔で、新たな門出を祝って、また会いましょうと約束して。
そして。
私は?
これから、何を楽しみに生きていけばいいんだろう。
時間もお金も、その人にひたすら注ぎ込み続けてきたけれど、これからは?
ぽっかり大きな穴があいてしまった。
思い出はキラキラしているのに、何をしていても虚しくて苦しい。
そんなとき、「ドールをお迎えしてみない?」とフルチョを提案してもらいました。そのフルチョが統士郎です。
ブログを開設して、Twitterでアカウントを作って。
虚しい時間を紛らわすかのように、毎日ドールの服作りや撮影やブログ更新をしました。
それから1年、いろんなことがありました。
沢山の可愛い子がうちに来てくれました。
毎日うちの子達の写真を撮るうちに、あの虚しさはどこかへいってしまって、また夢中になれることを見つけることができたことも、嬉しかった。
嬉しいことだけじゃなくて、悲しい出来事に直面して疲れてしまったり、もうやめてしまおうかなと思うような時もありました。
それでも、SNSでブログ読んでます、とか、質問箱やDMでメッセージを頂くたびに、ブログずっとやってきてよかった、と心から嬉しく思うのです。
先日、温かい応援のメッセージを頂けて、とっても嬉しかったです。私も、大好きな人に沢山沢山一方通行のお手紙を書いてきたけれど、あの人もこんな風に嬉しいな、と思っていてくれたのかな。そう思うと、また嬉しかったです。
しばらく家を離れることがあって、うちの子達に会えずに寂しいときも、ブログを開けば、その時々の自分とうちの子たちの時間を見返すことができます。過去の自分のテンションが恥ずかしくて、消してしまいたい衝動に駆られたりもするのだけれど…
自分の記録のために続けている自分のためのブログですが、少しでも誰かの心に届いているなら、こんな嬉しいことはありません。
最近ブログの記事も増えてきて、一気に写真だけ見れないかな、と思うようになりました。
記事自体は、タグをつけているので、うちの子の名前や、カテゴリーから絞り込みで、その子の写真がある記事だけを見ることができるようにはなっているのですが、もっと簡単に写真だけソートできたら、と思い、このたびインスタグラムを開設しました。
まだまだお試し運転中で、こちらからのフォローも巡回もありませんが、写真置き場として利用できないかな、と考えています。
アカウントは「doll_hatopoppo」ちょっとずつ過去のお気に入りの写真だけ載せていくゆっくり更新ですが、よかったらこちらもよろしくお願いいたします。
http://instagram.com/doll_hatopoppo